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バッテリー通信

2024年04月

“AGM”とは Absorbed Glass Mat(高吸収ガラスマット)の略で、バッテリーの電解液がガラス繊維のマットの中に吸収されており(水を含んだスポンジをイメージして下さい)、その中で放充 […]

“AGM”とは Absorbed Glass Mat(高吸収ガラスマット)の略で、バッテリーの電解液がガラス繊維のマットの中に吸収されており(水を含んだスポンジをイメージして下さい)、その中で放充電といった化学反応が行われてます。また減圧バルブの採用により完全密閉されたメンテナンスフリーのバルブ制御タイプ(VRLA)のバッテリーです。
 自動車用のバッテリーとしては、現在はVARTAに統合されているHOPPECKE社がvlies.tec®という名称で商品化し、2000年頃からMercedesのSクラスをはじめとする一部高級車に採用されたのが始まりで、2002年にアフターマーケットでの販売が開始され、同年日光社が日本で初めて正規輸入バッテリーの販売を開始しました。このHOPPECKE社がvlies.tec®を生産を開始して工場は今ではVARTA社の生産工場となり、現在もVARTA SilverDynamic AGMとしてその生産が引き継がれています。

EFB誕生の背景

2000年代以降、地球温暖化問題への関心が世界的に高まり、自動車業界においても環境負荷の低減が重要視されるようになりました。特に、ディーゼル車の人気が高いヨーロッパ市場では燃費改善と排出ガス削減の手段として「アイドリングストップ技術」が注目され、数多くの車種に採用されるようになりました。しかしながら、従来の鉛蓄電池(SLIバッテリー)は頻繁なエンジンの始動と停止に耐えられる設計ではなく、バッテリーの劣化が早まるという問題が発生しました。この問題を解決するために、アイドリングストップ機構に適したバッテリーとしてEFBが2012年に開発されました。EFBは、従来の鉛蓄電池を基礎としつつも、耐久性と充電受入性能を向上させた設計を採用しています。これにより、アイドリングストップ車で頻繁に生じる充放電サイクルに対して高い耐性を持ち、寿命を延ばすことが可能になりました。

なぜAGMバッテリーが登場したのか?

AGMバッテリーが登場した2000年代初頭は、Windowsが急速に普及するなどあらゆる分野でPC化が進んでおり、自動車においても搭載される電装部品も増え”自動車内でのエネルギーの枯渇”が自動車業界全体で懸念されていました。

AGMバッテリーはグラスマット内で酸素粒子が再結合するため精製水の消費が微量であり、ターミナルの腐食もなく耐久性やCCA(寒冷時の始動性能)に優れています。

一般的な液入りバッテリーがその使用期間中のバッテリー液の消耗のため、極板上部に電解液を蓄えるためのスペースが必要となり、極板の長さがその分短くなるのに対し、AGMバッテリーはガラスマットの内部でガスが再結合するので、より長い極板を採用することができたからです。

お水が沸騰するとグツグツと膨張するのと同じで、バッテリー液も熱を帯びると膨張します!
ガラスマットに液が染み込んでいるAGMには、そのためのスペースがないんだね

バッテリーの性能を評価するための方法の1つである50% DOD(Depth of Discharge)テスト。このテストではバッテリーの使用中にどれだけの容量が放電されたかを示す深さを通常50%とし、充電されたバッテリーを50%のDODまで放電し、電圧が維持できなくなるまでの寿命を測定します。
AGMバッテリーは一般のバッテリーに比べて試験によるサイクル回数が約3倍です。
※放充電のサイクルが3倍なだけで、自動車搭載時の寿命が3倍ではありません。
※自動車搭載時の寿命は液式バッテリーと比較して約2倍と言われています。
 (車種や車の使用頻度により誤差あり)

自動車で一番電力を使うのはエンジンを掛ける時!
それを繰り返すアイドリングストップは         一般バッテリーでは対応できなかったんだね

当初は電子制御、エアコン、オーディオなどの車の電装品の同時使用時に一時的に使用容量が大きくなることに対応するために登場したAGMバッテリー。この性能の高さが自動車業界が環境問題に直面し、登場した”start/stop system(アイドリングストップシステム)”という新技術に”偶然”適応し、次世代バッテリーとして認知されるようになりました。

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