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新しいVARTAのパッケージ、この「3x」や「V4」って何?

バッテリー通信

2026年07月

VARTAのラベル変更について まず今回の変更点を簡単に整理すると、これまで性能ランクを表していたブランド名(Silver/Blue/Black Dynamic)が、用途・技術で分ける方式に改められました。ラベルの色も「 […]

VARTAのラベル変更について

まず今回の変更点を簡単に整理すると、これまで性能ランクを表していたブランド名(Silver/Blue/Black Dynamic)が、用途・技術で分ける方式に改められました。ラベルの色も「技術」を表すように変わり、ゴールド=AGM、シルバー=EFB、ブルー=従来型(SLI)、オレンジ=リチウムイオン となっています。なお、品番・中身・性能はこれまでとほぼ変わりません。

容量・CCA以外の見えないバッテリーの性能について

3x 「MORE CYCLE LIFE」――充放電のくり返しに3倍強い

「3x」は、従来型の液式バッテリーにくらべて、充放電のくり返し(サイクル)に約3倍耐える という意味です(EFBは乗用車用バッテリーで約2倍、大型・産業用のAGMでは約6倍)。ここで一つだけ押さえておきたいのが、「3x」は“寿命が3倍”という意味ではない ということ。あくまで“充放電のくり返しへの強さ”が3倍、という話です。メーカーの試験データでも、サイクル耐久が数倍あっても、実際の使用寿命の延びは 30~40%ほど というのが目安とされています。

V4 「VIBRATION RESISTANCE」――”フレーム後端”に積めるバッテリー

「V」は 振動への強さを表す等級 で、数字が大きいほど振動に強く、V4はその最上位(最も振動に強い)にあたります。では、この“最上位”が実際 “どこ”に”どのように”有効なのか――いちばん分かりやすいのが、大型トラックのバッテリー搭載位置の話です。これまでのトラックのバッテリーはフレームの側面に積まれるのが一般的でした。ところが近年は、フレームの“後端” に専用ボックスで積む方式が増えています。このフレーム後端、長いシャシーの先端=自由端にあたり、走行中にもっとも大きく揺さぶられる場所です。そこに積むバッテリーには、当然いちばん厳しい振動基準――つまり V4が必須 になります。たとえば Volvo のトレーラーヘッドには、バッテリーをフレーム後端(BBOX-EF)や左側フレーム(BBOX-L) に搭載したシステムがあり、これらにはV4基準をクリアしたバッテリーが必須です。
このシステムにより、バッテリーを後端へ“逃がす”ことにより燃料タンクを大きくしたり増設したりしやすくなり、荷台の架装や追加タンクのレイアウトの自由度がぐっと上がるのです。
新ラベルにある”トラックのフレーム後端に積める”ことを示すアイコンは、まさに「このバッテリーはV4をクリアし、後端搭載にも対応している」という目印です。

この他にも欧州製のバッテリーには”EN50342-1”という性能面を表す評価基準があり、容量やCCA値以外の見えない性能値があります。実は耐振動性もこの項目の1つでV1~V4までの評価があります。近年では日本メーカーのものだと、GSユアサのバッテリーもこの基準に沿って製造されています。

もっとVARTAの新パッケージやEN50342について知りたい方には、noteの解説記事もおすすめです。

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